ストーカートラブルで警察が対応しないとき家族ができること

ストーカー被害に遭っているにもかかわらず、警察が十分に対応してくれないことがあります。証拠が不十分だったり、法的要件を満たしていない場合、被害者が不安を抱えたまま放置されるケースも少なくありません。そんな時、最も頼りになるのが家族の支援です。

この記事では、警察が動かないときに家族が取るべき具体的な行動と、被害者を守るための方法について詳しく解説します。

被害者の心理的サポート

ストーカー被害者は、継続的な監視や接触により極度のストレスや恐怖を感じています。家族はまず「心の避難所」となることが求められます。

家族ができるサポート内容

  • 共感的に話を聞く:「怖い思いをしたね」「あなたの味方だよ」といった安心感を与える言葉をかける。

  • 孤立させない:できる限り一人にさせないようにし、日常生活をサポートする。

  • 被害の深刻さを一緒に理解する:甘く見ず、命に関わる問題として受け止める。


証拠の収集と記録の徹底

警察が動かない理由の一つに「証拠の不十分さ」があります。被害を立証できる証拠を揃えることが、対応を引き出す鍵です。

記録・保存すべきもの

  1. メール・LINE・SNSのメッセージ(スクリーンショットで保存)

  2. 通話履歴や録音(ボイスレコーダー推奨)

  3. つきまといの日時・場所・状況を詳細に書いた日記

  4. 監視カメラやドライブレコーダーの映像

  5. 目撃者がいれば証言を得ておく


外部支援機関への相談

家族だけで対応が難しい場合は、専門機関の助けを借りることが有効です。

相談先一覧

  • 女性センター / 配偶者暴力相談支援センター

    • カウンセリングや一時保護などの支援が受けられる

  • 法テラス

    • 無料で法律相談が可能

  • 民間のNPO団体(例:全国被害者支援ネットワーク)

    • 支援員が被害者に寄り添った対応をしてくれる

  • 弁護士

    • 仮処分申立て(接近禁止命令等)の手続きに精通


家族が行える安全対策

物理的な安全確保も重要です。以下のような対策を講じましょう。

家庭内でできること

  • 家の鍵を変更・補強する(ダブルロック化、防犯フィルム、補助錠)

  • センサーライトや監視カメラの設置

  • 防犯ベルや緊急連絡アプリの活用

  • 通勤・通学・買い物など外出の付き添い

  • 住所の特定を防ぐため、SNSの利用制限や個人情報の見直し


法的措置の検討と手順

警察が動かない場合でも、法的にストーカーを制止させる方法はあります。

接近禁止命令(ストーカー規制法に基づく)

  1. 証拠を揃えて家庭裁判所に申し立て

  2. 緊急性が認められれば仮処分が出る

  3. 違反すれば刑事罰の対象になる

弁護士に相談すれば、書類作成や裁判所への申立てをサポートしてもらえます。


警察が対応しない原因と対処法

よくある警察の言い分

  • 「まだ実害がない」

  • 「証拠が足りない」

  • 「民事トラブルの範疇」

これに対する対策

  • 継続的に被害届・相談記録を残す

  • 地域の生活安全課、または都道府県警本部の「相談窓口」に持ち込む

  • 弁護士を介して圧力をかける(警察も慎重に動くようになる)

絶対にしてはいけない行動

  • 被害者を責める:「なんで連絡したの?」などの発言は禁物

  • 加害者に直接接触する:逆上や報復のリスクがある

  • 独断で行動する:証拠が失われたり、法的に不利になる可能性も


まとめ

ストーカー被害は被害者本人だけでなく、家族全体に不安をもたらします。警察がすぐに動いてくれない場合でも、家族ができることはたくさんあります。冷静に状況を把握し、証拠を収集し、専門機関と連携して対応することで、被害の拡大を防ぐことが可能です。

一番大切なのは、被害者が「一人じゃない」と感じられるように寄り添い、支えてあげることです。